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ルカによる福音書 第 二十一 章 <戻る 進む>


E

人-救い主の死のために弟子たちを準備する――21:5―22:46

1

来たるべき事柄を彼らに告げる――21:5-36

a

宮の破壊――5-6節
21:51ある者たちが、2美しい石と3奉納物で飾られている宮のことを語っていた時、イエスは言われた、
21:6「あなたがたが見ているこれらの物については、一つの石も崩されずに、他の石の上に残ることのない日が来る」。

b

人-救い主の昇天と大患難との間の災い――7-11節
21:7そこで、彼らはイエスに質問して言った、「先生、いつ、これらの事があるのですか? また、これらの事が起ころうとする時には、どんなしるしがあるのですか?」
21:8イエスは言われた、「惑わされないように用心しなさい.多くの者がわたしの名を名乗って来て、『わたしがキリストだ!』、『時は近づいた!』と言うであろう。彼らについて行ってはならない。
21:9またあなたがたは、戦争と暴動について聞く時、あわててはならない.これらの事は、まず起こらなければならないが、終わりはすぐにはない」。
21:10そして、イエスは彼らに言われた、「民は民に、国は国に逆らい立つ.
21:11また大地震や、至る所で飢きんや疫病がある.また恐ろしいことと、天からの大きなしるしがある。

c

召会時代に弟子たちが受ける迫害――12-19節
21:12しかし、これらの事の前に、人々はあなたがたに手をかけて捕らえ、あなたがたを迫害し、会堂や牢獄に引き渡して、わたしの名のために王たちや総督たちの前に連れて行く。
21:13それは、あなたがたにとって証しの機会となるであろう。
21:14だから、どのように弁明しようかと前もって用意しないよう、心の中で決めておきなさい.
21:15なぜなら、あなたがたに反対するすべての者が、反抗も反論もすることのできない口と知恵を、わたしはあなたがたに与えるからである。
21:16また、あなたがたは両親、兄弟、親戚、友人たちによってさえ1引き渡され、彼らはあなたがたのうちの何人かを死に渡すであろう。
21:17こうして、あなたがたは、わたしの名のためにすべての人に憎まれる.
21:18しかし、あなたがたの頭の毛一本も、決して滅びることはない。
21:19あなたがたは忍耐することによって、自分の魂を1所有するようになる。

d

大患難と人-救い主の来臨――20-27節
21:201しかし、あなたがたは、エルサレムが軍隊によって包囲されるのを見たら、その荒廃が近づいたことを知りなさい。
21:21その時、ユダヤにいる者は山へ逃げなさい.都の中にいる者は脱出しなさい.田舎にいる者は都に入ってはいけない.
21:22なぜなら、これらは、書き記されているすべての事が成就される報復の日だからである。
21:23それらの日に、身ごもっている者と乳飲み子を持つ者は災いである.なぜなら、地には大いなる1危機と、この民には激怒が臨むからである。
21:24そして、人々は剣の刃によって倒れ、あらゆる諸国民の所に捕らえられて行く.エルサレムは、1異邦人の時が 満ちるまで、1異邦人によって踏みにじられる。
21:25また太陽、月、星にしるしがあり、地上では、諸国民が海と大波のとどろきにおじ惑って、苦悩するようになる.
21:26また人々は、2人の住む地に起ころうとする事への恐怖と予感で1気絶する.天の諸勢力が震われるからである。
21:27その時、人々は、人の子が力と大いなる栄光をもって、雲の中で来るのを見る。

e

弟子たちの贖いと勝利者の携え上げ――28-36節
21:28また、これらの事が起こり始めた時、体を真っすぐにし、頭を上げなさい.それは、あなたがたの贖いが近づいているからである」。
21:291イエスはまた、一つのたとえを彼らに語られた、「いちじくの木とすべての木を見なさい。
21:30葉が出始めると、あなたがたはそれを見て、夏がもう近いことを知る。
21:31そのようにあなたがたも、これらの事が起こるのを見たなら、の王国が近いことを知りなさい。
21:32まことに、わたしはあなたがたに言う.すべての事が起こるまで、この世代は決して過ぎ去ることはない。
21:33天と地は過ぎ去る.しかし、わたしの言は決して過ぎ去ることはない。
21:34あなたがたの心が1酩酊、泥酔、生活の思い煩いで押しつぶされているところへ、その日がわなのように、2突然あなたがたに襲いかかることがないように、気をつけなさい。
21:35なぜなら、それは、地の全面に1住んでいるすべての人に臨むからである。
21:36しかし、3これらの起ころうとしているすべての事から2逃れ、人の子の前に4立つ1ことができるように、絶えず目を覚まして、祈り求めていなさい」。

2

宮の中で日ごとに教える――21:37-38
21:37イエスは、昼間は宮で教えておられたが、夜には出て行って、オリブと呼ばれる山にとどまられた。
21:38民はみな、朝早くイエスの所に来て、の言われることを聞いた。

3

人-救い主を殺そうとする反対者たちの陰謀と、彼を裏切ろうとする偽の弟子のたくらみ――22:1-6
22:11さて、過越と呼ばれる種なしパンの祭りが近づいていた。
22:2祭司長たちや聖書学者たちは、イエスを殺す方法を捜し求めていた.彼らは民衆を恐れていたからである。
22:3この時サタンが、十二人の一人で、イスカリオテと呼ばれるユダの中に入った。
22:4彼は出て行って、祭司長たちや守衛長たちと、どのようにしてイエスを彼らに引き渡すかについて相談した。
22:5彼らは大いに喜び、彼に1金を与えると約束した。
22:6そこで彼は承諾して、群衆から離れた所でイエスを彼らに引き渡す機会をねらった。

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