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マタイによる福音書 第 十三 章 <戻る 進む>


C

拒絶の増大――13:53―16:12

1

故郷の人による拒絶――13:53-58
13:53イエスはこれらのたとえを語り終えると、そこを去られた。
13:54そしてご自分の故郷へ行って、彼らの会堂で教えられた.すると、彼らは驚嘆して言った、「この人は、この知恵とこれらの力あるわざをどこで得たのだろう?
13:55これは1大工の息子ではないか? の母はマリヤといい、の弟たちはヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではないか?
13:56の妹たちは、みなわたしたちと一緒にいるではないか? この人は、これらすべての事をどこで得たのだろう?」
13:57こうして、人々はイエスにつまずいた。しかし、イエスは彼らに言われた、「預言者は、自分の故郷や自分の家以外では、敬われないことはない」。
13:58そしては、彼らの不信仰のゆえに、1そこでは力あるわざを、あまり行なわれなかった。

2

異邦人の領主による拒絶――14:1-13
14:1その時、領主ヘロデは、イエスについての知らせを聞いて、
14:2しもべたちに言った、「これはバプテスマのヨハネだ.彼は死人の中から起こされたのだ.だから、これらの力あるわざが、彼を通して1現れているのだ」。
14:3ヘロデは、彼の兄弟ピリポの妻ヘロデヤのことで、ヨハネを捕らえて縛り、獄に入れていた。
14:4それは、ヨハネが彼に、「あなたが彼女をめとるのは不法である」と言っていたからである。
14:5ヘロデは彼を殺したかったが、群衆を恐れた.人々は彼を預言者と考えていたからである。
14:6ところが、ヘロデの誕生日が来た時、ヘロデヤの娘が彼らの間で踊って、ヘロデを喜ばせた.
14:7そこで彼は、彼女が求めるものは何でも与えると、誓って約束した。
14:8すると彼女は、母親にそそのかされて言った、「バプテスマのヨハネの首を盆に載せて、この場でわたしに下さい」。
14:9王は心を痛めたが、誓ったことと、一緒に食卓に着いている人たちの手前、それを与えるように命じた。
14:10そして彼は人を遣わして、獄中でヨハネの1首をはねた。
14:11その首は盆に載せて持って来られ、少女に与えられた.彼女はそれを母親の所に持って行った。
14:12それから、ヨハネの弟子たちがやって来て、遺体を引き取って葬った.そしてイエスの所に来て報告した。
14:13イエスそれを聞くと、舟に乗って1そこを退き、一人で人里離れた所へ行かれた。群衆はそれを聞いて、町々から歩いて2従って行った。

3

五千人を養う奇跡――14:14-21
14:14イエスは出て行くと、大群衆を見て、彼らを深くあわれみ、彼らの病をいやされた。
14:15夕暮れになったので、弟子たちはの所に来て言った、「ここは人里離れた所であり、時もすでに1遅くなっています。群衆を解散させてください.そうすれば、村へ行って、めいめいで食物を買えるでしょう」。
14:16しかし、イエスは彼らに言われた、「彼らが行くには及ばない。あなたがたが1彼らに何か2食べる物を与えなさい」。
14:17彼らはイエスに言った、「わたしたちは五つの1パンと二匹の1魚のほか、ここに何も持っていません」。
14:18は言われた、「1それをわたしの所に持って来なさい」。
14:19そして群衆に命じて草の上に1座らせ、五つのパンと二匹の魚を取り、2天を見上げて、祝福し、3パンをさいて、弟子たちに4与えられた.そして弟子たちは群衆に与えた。
14:20彼らはみな食べて満腹した。そして、かけらの残ったものを集めると、1十二の手かごいっぱいになった。
14:21食べた者は、女と子供を別にして、男が五千人ほどであった。

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