ヘブル  8章12節
8:12 わたしは彼らの不義に対して1なだめとなり、もはや彼らの2罪を決して思い出さないからである」。
8章12節 フットノート1

ギリシャ語では、第2章17節(2:17)の「なだめをなす」の語根です。なだめとなるとは、わたしたちの罪のためになだめをなすことです(参照、2:17のノート4)。 新しい契約では、四つの祝福が約束されています。(1) わたしたちの不義のためのなだめと、わたしたちの罪を忘れること(赦し)(12節)。(2) 神聖な命をわたしたちの中に分け与えて、命の律法(法則)を分け与えること(10節前半)。(3) 神をわたしたちの神とし、またわたしたちが彼の民となるという特権―この神聖な命は、わたしたちが神との交わりの中で、神を享受することができるようにします(10節後半)。(4) 内なる命の方法で神を知ることができるようにする命の機能(11節)。神が完成された契約によれば、この四つの祝福は彼の約束です。しかし、主がわたしたちに遺贈された遺言によれば、それらは彼の遺産です。第9章16節(9:16)のノート1を参照。


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