ヨハネによる福音書第3章16節(ヨハネ3:16)で、神の愛は神の救いの源、動機です。エペソ人への手紙第2章5節(エペソ2:5)、8節(エペソ2:8)で、神の恵みは神の救いの手段です。ここでは、神の義は神の救いの力です。神の義は確固としていて、神の御座の土台であり(詩89:14)、神の王国が建て上げられる基礎です(14:17)。法的に言えば、愛も恵みも揺らぐことがあり得ますが、義は揺らぐことがありません。神の義はなおさらそうです。神の福音の中で啓示されるのは、神の義であって、わたしたちの義ではありません。ですから、福音は、すべて信じる者を救いに至らせる神の力です。
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